当スクールでは1・2級の実技講習を神崎川千船会場で実施しています。
国家試験も同じ会場で実施されていますので、実技講習で操船練習した会場で、しかも同じ艇(船外機船)で実技試験を受けて頂けるのが当スクールの「ウリ」です。
で、本日はその「神崎川」について・・・、ただなんとなく紹介します。
摂津市の一津屋で淀川から分岐し、大阪市東淀川区相川で安威川と、淀川区加島付近で猪名川と合流しています。
その後、大阪市西淀川区で左門殿川・中島川・西島川と分かれた後大阪湾へと流れ込みます。
猪名川と合流する手前から河口までは大阪府と兵庫県の境界となっていますが、途中の右岸(兵庫県側)にある中洲は大阪府に属する(西淀川区佃)ため、この区間では中洲の右へ分かれる左門殿川が府県境となっています。
特殊小型船舶操縦士免許で操縦できる水上オートバイとは・・・
船舶職員及び小型船舶操縦者法規則 第百二十七条 抜粋
1-1.
長さ4メートル未満、かつ、幅1.6メートル未満の小型船舶であること。
1-2.
定員が2名以上の小型船舶にあっては、操縦位置及び乗船者の着座位置が直列のものであること。
1-3.
ハンドルバー方式の操縦装置を用いる小型船舶その他の身体のバランスを用いて操縦を行うことが必要な小型船舶であること。
1-4.
推進機関として内燃機関を使用したジェットポンプを駆動させることによって航行する小型船舶であること。
1-5.
操縦者が船外に転落した場合、推進機関が自動的に停止する機能を有する等操縦者がいない状態の小型船舶が船外に転落した操縦者が大きく離れないような機能を有すること。
2.
前項各号に掲げる基準に適合しない小型船舶であっても、国土交通大臣がその小型船舶の構造その他の事項等を考慮して、その操縦に必要となる技量が前各号の基準に適合する小型船舶の操縦に必要な技量と同等であると認める場合には、前項各号の基準に適合するもとのする。
とあります。
ジェットボートは特殊小型船舶操縦士の資格で操縦できるのか?とよくご質問を受けます。
「ジェットの免許」呼ばれることがありますが・・・、ジェット推進のものなら何でも操縦できるわけではありません。
ジェットボートを操縦するには1級または2級小型船舶操縦士免許が必要です。
定期検査または中間検査の検査期限(年・月)は、船体側面の船舶番号の横に貼り付けられている「次回検査時期指定票(丸型ステッカー)」に表示されています。正確な検査期間(年・月・日)は船舶検査手帳の「検査の次期」欄で確認することが出来ます。この期間内に検査を受検して合格しないと航行できません。
自身で船舶検査手続きを行う場合の流れ
◇申請書・必要書類の提出
以下の書類を揃えて、船の保管場所を管轄するJCI支部に提出します(郵送可)
船舶検査申請書・・・日本小型船舶検査機構(JCI)より送付されます。
手数料払込証明書・・金融機関で手数料を振り込んだ際の証明書。
船舶検査証書・・提出は検査時でも可。
船舶検査手帳・・提出は検査時でも可。
◇検査の打ち合わせ・検査の実施
前もって、担当される検査員より時間、場所の確認の電話があります。
検査実施日には、法定備品を容易に確認できるよう、まとめておきましょう。船舶検査証書・船舶検査手帳を当日提出する場合は用意しておきましょう。
◇検査終了
検査に合格すると「船舶検査証書」(定期検査の場合のみ)、「船舶検査手帳」、「船舶検査済票」(定期検査の場合のみ)、「次回検査次期指定票」が交付されます。
「船舶検査済票」の交付を受けたら、船体両側の見やすいところに貼り付けます。次回検査時期指定票も併せて貼り付けます。
航行時は必ず船舶検査証書、船舶検査手帳を船舶に備えておかなければなりません。
手数料詳細、手続き方法等は下記を参照下さい。
日本小型船舶検査機構(JCI)ホームページ
http://www.jci.go.jp/index.html
身体検査について
国家試験受験(当スクールが設定しているのはコチラです)の場合
試験会場で試験当日に身体検査(1分程度)を受ければ済みます。事前に医院等に行く必要がありません。最初にお支払い頂く料金に検査料が含まれているので安心です。※身体検査証明書提出を選択することも可能です。
国家試験免除の場合
指定用紙を医院などに持参し、医師が記入押印したものを提出しなければなりません。わざわざ病院等に行く時間を割く必要があり、料金も医院などによって異なります、5,000円程度かかる場合もありますので教習所が表示している料金の他に負担しなければならなくなります。
身体検査の合格発表は試験会場で試験員が口頭にて行います。
学科試験・実技試験の合格発表は合格発表日(通常、試験日が月~金曜日の場合、翌週月曜・試験日が土または日曜日の場合、翌週木曜日)午前10時に小型船舶試験機関(一般財団法人 日本海洋レジャー安全・振興協会)のホームページhttp://www.jmra.or.jp/ で確認することができます。
インターネットで確認しようとする場合は試験日・試験会場・受験番号を忘れてしまうと確認することができません(受験票は試験日持ち帰りとなりますので、お手元に受験票が有れば確実に確認することができます)。お電話でご確認頂く場合はスクールにお電話下さい。お名前をお伝え頂くと合否をお伝えすることができます。
身体検査・学科試験・実技試験のすべてに合格した方は免許申請手続きをスクール(海事代理士)が代行します、合格発表日の約1週間後に簡易書留にて免許証をお手元にお届けさせて頂きます。免許証がお手元に届いてから免許受有者として小型船舶を操縦していただくことができます。
各合格の有効期間は、身体検査が1年、学科試験・実技試験は2年です。再受験する場合は有効期間内の試験が省略となります。
小型船舶(旅客船以外)の場合、定期検査は6年ごとですが、その間に中間検査を受けなければなりません。従って検査の頻度は3年ごとです。船舶検査証書の有効期限まで検査を受けなくて良いわけではありません。中間検査を受けずに航行すると、罰則(1年以下の懲役または50万円以下の罰金)の対象になります。
1級小型船舶操縦士を受験される方だけが勉強する上級科目の各問正答率についてお話しします。
まずは3問出題される海図使用問題の正答率について
問51「航海計画」84%
問52「船位の測定」65%
問53「実航針路・速力」59% となっています。
問53は確かに理解しずらいところ、ミスをおかしやすいところがあり正答率が低いのはわかりますが、
問52はそう理解するのが難しくなく、作図する線も2本程度引くのみですし、問51は基本の積み重ねです。
問53は解けそうなら解く。苦手な方は問51・問52を確実に正解することをまず目指してみてはいかがでしょうか。
問52の正答率65%は、もったいなく感じます。とっかかりは難しく感じても、理解してしまえは「あっ!そういうことね!」とやさしく感じることができると思います。
次の要件の全てを満たすボートは免許が不要です。 また、船舶検査を受けなくても操船する ことができます。
1.長さが3メートル未満であるもの(登録長)
注:「登録長」は、概ね「船の全長×0.9」となります。(なお、船型によって「登録長 」の定義が異なりますので、 詳細は運輸局等にご確認ください。)
2.推進機関の出力が1.5kw(約2馬力)未満であるもの
3.直ちにプロペラの回転を停止することができる機構を有する船舶、またはその他のプロペラによる人の身体の傷害を防止する機構を有する船舶
例)非常停止スイッチ、キルスイッチ、遠心クラッチ、中立ギア、プロペラガード等 →これにより、例えば、上記③の機構を有するエレキモーター(出力1.5kw未満に限る)のみ を使用して3m未満の船を利用する場合には、免許は不要になります。
(1.5kw未満のエレキモーターのみでも船の長さが3m以上である場合は免許が必要となります。)
※国土交通省 海事局 海技課 ホームぺージより抜粋
本日は実技試験(特殊小型船舶)の合格基準を紹介します。
配点と合格基準
科目別の配点
「小型船舶の取り扱い」80点
発航前の点検
結索
機関運転
「操縦」220点
安全確認
コース走行(コース1・コース2)
人命救助
※合格基準:成績の合計が配点合計の70%以上であること。
以上です。
本日は実技試験(1級・2級小型船舶)の合格基準を紹介します。
配点と合格基準
科目別の配点
「小型船舶の取り扱い」60点
発航前の点検
機関運転
トラブルシューティング
解らん・係留
結索
航海計器の取り扱い
「基本操縦」120点
発進・直進・停止
後進
変針(旋回)
蛇行(連続旋回)
「応用操縦」120点
人命救助
避航操船
離岸
着岸
※合格基準:試験科目別の成績が配点の60%以上かつ、成績の合計が配点合計の70%以上であること。
以上です。