本日は実技試験(1級・2級小型船舶)の合格基準を紹介します。
配点と合格基準
科目別の配点
「小型船舶の取り扱い」60点
発航前の点検
機関運転
トラブルシューティング
解らん・係留
結索
航海計器の取り扱い
「基本操縦」120点
発進・直進・停止
後進
変針(旋回)
蛇行(連続旋回)
「応用操縦」120点
人命救助
避航操船
離岸
着岸
※合格基準:試験科目別の成績が配点の60%以上かつ、成績の合計が配点合計の70%以上であること。
以上です。
本日は、船舶免許学科試験の科目と合格基準を紹介します。
合格基準は各科目50%以上、総合65%以上です。
『一般科目』
1.小型船舶操縦者の心得及び遵守事項(一級、二級、特殊は12問出題(6問以上合格)、二級(湖川小出力限定)は10問出題(5問以上合格)) – 一級、二級、二級(湖川小出力限定)、特殊は 水上交通の特性、小型船舶操縦者の心得、小型船舶操縦者の遵守事項
2.交通の方法(一級、二級は14問出題(7問以上合格)、二級(湖川小出力限定)は8問出題(4問以上合格)、特殊は10問出題(5問以上合格) – 一級、二級は一般海域での交通の方法、港内での交通の方法、特定海域での交通の方法、湖川及び特定水域での交通の方法、二級(湖川小出力限定)、特殊は一般水域での交通の方法、湖川及び特定水域での交通の方法、港内での交通の方法
3.運航(一級、二級は24問出題(12問以上合格)、二級(湖川小出力限定)は12問出題(6問以上合格)、特殊は18問出題(9問以上合格)) – 一級、二級は操縦一般、航海の基礎、船体、設備及び装備品、機関の取扱い、気象及び海象、荒天時の操縦、事故対策、二級(湖川小出力限定)は操縦一般、航方の基礎知識、点検及び保守、気象及び海象の基礎知識、事故対策、特殊は運航上の注意事項、操縦一般、航海の基礎、点検及び保守、気象及び海象の基礎知識、事故対策
『上級科目』
1.上級運航I(一級のみの科目。8問出題(4問以上合格)) – 航海計画、救命設備及び通信設備、気象及び海象、荒天航法及び海難防止
2.上級運航II(一級のみの科目。6問出題(3問以上合格)) – 機関の保守整備、機関故障時の対処
以上です。
新規に1級小型船舶操縦士免許の資格を受験する場合は
一般科目50問・上級科目14問の試験を受けるわけですが(採点はそれぞれ独立していて、それぞれの合格基準を満たさなければなりません)。
結果として不合格になる方に多いのが「上級科目で1問だけ合格基準に足りていなかった。一般科目はほぼ満点だった。」というケースです。
一般科目=基礎、上級科目=応用 と判断し、まずはしっかりと基礎(一般科目)を理解してから応用(上級科目)を勉強しようとすると前述のケースに陥りがちです。
極端な話をすると、一般科目の知識がゼロでも上級科目の勉強を始めることができないことはありません。
一般科目は50問中33問以上、上級科目は14問中10問以上正解させることが合格基準となっています。どちらも出題問題の65%以上正解させないといけないのですが、間違うことのできる数は一般科目は17問、上級科目は4問です。1問の間違いが大きくひびいてしまうのはやはり上級科目です。
勉強する時間があまり取れない方、効率良くとりあえず合格基準を満たそうとする方は、一般科目はそこそこで切り上げて、上級科目に時間をかける方がよいかもしれません。
水上バイク免許や2級ボート免許は15歳9ヶ月から取得できて、1級は17歳9ヶ月から取得できる。って聞いたんだけど・・・・16歳、18歳が正しいの?。って質問されることがよくあります。。
正しくは・・・
一級小型船舶操縦免許と二級小型船舶操縦免許の取得年齢は、18歳以上です。
ただし、若年者(16歳以上18歳未満の者)は、「5トン未満」に限定された二級小型船舶免許を取得することができ、 18歳の誕生日を過ぎれば、特段の手続きなしに5トン以上の小型船舶を操縦することができます。なお、水上オートバイを操縦するための特殊小型の免許は16歳以上です。
ではなぜ・・・
ではなぜ、それぞれ取得できる年齢より3ヶ月早い時期に取得できると勘違いされている方がいるか・・・、それは受験資格がそれぞれの取得年齢の3ヶ月前からだからです。
船舶免許国家試験を受けることは3ヶ月前からできます。但し合格しても免許発行はそれぞれの取得年齢に達してからとなるのです。3ヶ月前から免許受有者になるための準備ができる訳です。
「海の駅」は、誰でも、気軽に、安心して、楽しめる施設であり、車で陸から、プレジャーボートで海から、どちらからでもアプローチできるマリンレジャー拠点です。来訪者のための一時係留設備(ビジターバース)、トイレ、マリンレジャーに関する情報提供のための施設のほか、ホテルやレストラン等の施設を併設したところもあり、地域観光の足がかりとしても利用されています。また、レンタルボート等を利用したクルージングや、各種マリンイベントの開催、朝市による海産物等の販売、地元漁船等を活用した漁業体験など、地域の特性を活かした取り組みが実施されています。
「海の駅」の経緯
「海の駅」は、瀬戸内海の豊かな自然環境と歴史や文化という貴重な地域の観光資源を多くの皆さんに発信することにより、瀬戸内海の島々への観光客を誘致し、賑わいをもたせて地域経済の活性化と産業振興を図り、人々に安らぎと癒しを与えることを目的に、平成12年3月に広島県豊町に設置された「ゆたかの海の駅」が発祥です。
その後、各ブロックに地方自治体、民間事業者と国が連携した「海の駅」設置推進会議や、NPO法人海の駅ネットワークが設立され、平成24年5月1日現在では全国で135駅が登録されています。
「海の駅」における取組み
「海の駅」の魅力の増大、活動の活性化、認知度の向上等を図るため、「海の駅」では様々な取組が行われています。平成21年度には、地域活性化や海洋教育活動として、小中学生向けの体験教室や、「海の駅」クルージング等のイベントが開催されました。また、災害時における防災・救難の拠点としての活用も検討されています。
本日は、船舶免許学科試験の科目と合格基準を紹介します。
合格基準は各科目50%以上、総合65%以上です。
『一般科目』
1.小型船舶操縦者の心得及び遵守事項(一級、二級、特殊は12問出題(6問以上合格)、二級(湖川小出力限定)は10問出題(5問以上合格)) – 一級、二級、二級(湖川小出力限定)、特殊は 水上交通の特性、小型船舶操縦者の心得、小型船舶操縦者の遵守事項
2.交通の方法(一級、二級は14問出題(7問以上合格)、二級(湖川小出力限定)は8問出題(4問以上合格)、特殊は10問出題(5問以上合格) – 一級、二級は一般海域での交通の方法、港内での交通の方法、特定海域での交通の方法、湖川及び特定水域での交通の方法、二級(湖川小出力限定)、特殊は一般水域での交通の方法、湖川及び特定水域での交通の方法、港内での交通の方法
3.運航(一級、二級は24問出題(12問以上合格)、二級(湖川小出力限定)は12問出題(6問以上合格)、特殊は18問出題(9問以上合格)) – 一級、二級は操縦一般、航海の基礎、船体、設備及び装備品、機関の取扱い、気象及び海象、荒天時の操縦、事故対策、二級(湖川小出力限定)は操縦一般、航方の基礎知識、点検及び保守、気象及び海象の基礎知識、事故対策、特殊は運航上の注意事項、操縦一般、航海の基礎、点検及び保守、気象及び海象の基礎知識、事故対策
『上級科目』
1.上級運航I(一級のみの科目。8問出題(4問以上合格)) – 航海計画、救命設備及び通信設備、気象及び海象、荒天航法及び海難防止
2.上級運航II(一級のみの科目。6問出題(3問以上合格)) – 機関の保守整備、機関故障時の対処
以上です。
先日琵琶湖にて新特殊小型(水上バイク)教本に載せるための写真撮影を行った際の風景です。
皆様により解りやすく読みやすい教本にするためには写真が重要です。
照明など機材を使い撮影しましたが、時折曇り空となり中断することもあり丸1日かかりました。
並行してすすめている文章もほぼ完成し、あとは校正、製本と進んでゆきます。
海図はネット購入することが可能です。
日本水路協会:海図・電子海図・プレジャーボート用参考図・Sガイドのオンライン販売
「海図ネットショップ」
http://www.jha.or.jp/shop/
また、日本水路協会様のホームページで海図について様々な紹介がされています。
http://www.jha.or.jp/shop/
当船舶免許スクールの船外機換装艇のステアリングケーブル交換作業の為に大阪市小型船舶操縦士国家試験実技会場(神崎川千船)から新西宮ヨットハーバーさん(ボート免許国家試験・学科・実技共月に1度開催されています)に回航中の写真です。従来の船内外機船に比べ、エンジンは高回転までスムーズに気持ちよく吹き上がり、それでいて静粛(実技講習船として非常に重要なポイントです)艇体重量も軽くなったのもあり、加速、トップスピード共に性能向上が段違いに体感できました。晴天であ気持ちの良い快晴クルージングとなりました。
実技試験内容によっては時間制限があるので、実施途中であっても打ち切られてしまうことがあります。
発行前の点検
1級・2級の場合(2分):指示されたか所についての点検を行います。船体・操縦席、エンジン、法定備品から、2箇所ずつ点検個所を選択して指示されます。
特殊小型の場合(2分):陸上の水上オートバイを使用して、指示された箇所についての点検を行います。エンジン、法定備品・書類、艇体から2箇所ずつ点検個所を選択して指示されます。
結索
1級・2級の場合(30秒):もやい結び、巻き結び、いかり結び、クリート止め、一重つなぎ、二重つなぎ、本結びから1つを選択して指示されます。
特殊小型の場合(30秒):もやい結び、巻き結び、クリート止め、一重つなぎから1つを選択して指示されます。
機関運転
1級・2級の場合(1分):エンジンの始動・暖機・停止を行います。
特殊小型の場合(各30秒):エンジンの始動・停止を行います。
以下は1級・2級のみ実施される内容です。
トラブルシューティング(1分):トラブルが発生したことを想定し、解決するための処置を実際に行います。
解らん・係留(各1分):離岸の前に解らん作業、着岸の後に係留作業を行います。
航海計器の取扱い(30秒):磁気コンパス(ハンドコンパス等)で物標の方位を測定します。
どの項目も充分な時間がありますので、焦らずに落ち着いて行うことが大切です。